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薄馬鹿下郎日記

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八閑斎

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クジラ

2007.09.11 未分類
捕鯨・鯨食は日本の文化だと主張する人々がいる。
一方、ホエールウォッチングを楽しみ、クジラを殺すことは野蛮
であると考える人々もいる。

自分はどちらでもない。
資源管理がしっかり出来るのであれば
絶滅させない範囲で食用にするのも良いとおもう。
(こういう意見だと一般的に捕鯨推進派に分類されるかも知れない)
だが、自分は現時点での商業捕鯨には反対である。

そもそも鯨食は日本文化と呼べるものではない。
商業捕鯨再開論者は
「日本には世界に誇る捕鯨文化と鯨食文化が存在する」
(「クジラと日本人」大隅清治.P,ii.2003)
と言う。
しかし、この文章には大きな問題が存在する。
それは”日本”の範囲である。
この論者は捕鯨や鯨食を現在の日本国全体の文化であると主張している
のだが、「(江戸時代)の保存技術や運搬方法から考えても、
全国各地で広く鯨が食用に供されていたとは思われない」
(「江戸の料理史 料理本と料理文化」原田信男.p,130.1989)
のである。
つまりこれは鯨がとれた地域特有の料理であるということだ。
よって、鯨が伝統文化であるなら山鯨と称されたイノシシや
彦根藩が進物に多用していた牛肉だって伝統文化ということになる。
猪も牛も住民が広く食したものではないだろうが
鯨に用いられている論調ではこれらも守られるべき伝統文化である。
(もっとも文化というのは守るものでなく作られるもので
変化するものであるというのが自分の考えであるし、それほど
伝統文化を主張するなら論者は年中和服で通して欲しいものだと思う)

このような勘違いはおうおうにして発生する。
マグロも日本の伝統食の様な扱いであるが
昔は遠洋漁業の技術も保存技術も発達してなかったので
量も少なく不味かった。
(マグロは冷凍保存することにより美味しさが発露する)
しかし、今では捕り過ぎのために漁獲規制だ、
ワシントン条約に記載するだと大騒ぎである。

話を鯨に戻そう。
捕鯨再開論者は再開の理由を文化のほかに

・食糧危機に備えるため
・漁業と競合して漁業資源を失うから

などを主張することがある。
「食糧危機」というのは笑止なので何も言うことはない。
そんなことで危機が緩和できれば世話はない。
そんなことをいうならイナゴかザザムシでも喰っていればよい。

漁業との競合というのはなかなか難しい問題である。
鯨にとっては非常に理不尽な理由であるが確かに可能性はある。
人間が乱した系は人間が管理せねばならないというのは
可能かどうかは別として妥当だと考える。
ただ、問題は漁業資源の増減の理由がわからないことが多い
ということだ。
つい、この間まで「不漁だ不漁だこのままでは禁漁か絶滅だ」
と騒がれていたイワシは今年は資源量が回復したそうだ。
理由の説明は特になかったから良くわからないのだろう。
我々が食べている魚はイワシやウナギ、マグロなど
生態やら何やらが完全にわかっているわけではない。

鯨も同じでわからないことが多い。
よって実際には
「現在資源量の推定は難しく、再生産曲線の推定もさらに難しい。
 また、過去の捕獲量の資料も鯨によっては完全ではない。
 さらにクジラの環境も必ずしも過去から一定ではないので、
 資源管理のために必要な処女資源量と現在資源量を推定するのは至難である」
(「クジラと日本人」大隅清治.P,42.2003)
ということだそうだ。
結局、捕鯨推進派自ら捕鯨再開は事実上不可能であることを認めているのだ。

以上のことから自分は捕鯨の再開には反対である。
ただ、調査捕鯨には賛成だから現状維持を望んでいるということである。

まあ、捕鯨反対派は「動物の権利」の観点から反対しているのだから
それらの思想を知り、理解分析せねば事態の進展はないのではないだろうか?

しかし、これだけ偉そうなことを言っても恥ずかしながら
人生の中で一度も鯨を食べたことがない。
食べたこともないのに偉そうなことは言えないだろう。
ということで今回食しに行ってみようか。
と、そういうことである。
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