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薄馬鹿下郎日記

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人口は爆発するのか?

2006.11.17 未分類
人口爆発の論議は最近めっきりない。
それは日本では人口減少が問題となっているからであろう。
しかし、世界人口は増え続けている。
これからも増え続けるだろう。
一時期、「人口爆発」の脅威が多いに喧伝されていたことがあった。
今でも基本的にはその危険性は語られている。
では、どの段階でその危機が起こるのか?

ロストウの発展段階仮説と
トンプソンの人口転換論を組みあわせて考えてみた。

ロストウの仮説は
壱、伝統的社会
弐、離陸のための先行条件期
参、離陸期
四、成熟への前進期
五、高度大衆消費社会
というように社会は発展するというものである。

トンプソンの人口転換論は
社会の近代化にともない
イ,多産・多死
ロ,多産・少死
ハ,少産・少死
という過程を辿るというものである。

現代世界を大ざっぱに3つに分けてみる。
先進国、中・印・ASEANなど力ある途上国、開発後発国
そしてそれぞれ
先進国ー五・ハ
力ある途上国ー参・四・ロ
後発国ー壱・弐・イ
に当てはまる。

先進国はこれから人口は減少し、安定するだろう。
人口が増えるのは力ある途上国と、後発国である。
途上国の中でも中国は少子高齢化が急速に進んでいる。
先進国の仲間入りをしようとしているのである。
インドはそのような情報はまだない。
富の分配が中国以上に不均衡なのかも知れない。

人口爆発が懸念されるのは途上国と後発国が同時に
「ロ」の段階にいたることである。
そうなれば完全に容量オーバーになるだろう。
しかし、そのようなことは構造的に起こらないのではないか?
なぜなら力ある途上国は安い労働力を武器に世界の工場的役割を果している。
技術もある程度保有している。
それによって人口が増えている。
後発国には技術もない。
資源を切り売りしている国がほとんどだ。
これらの国が次の「参・四・ロ」の段階に進むのは力ある途上国が
先進国の仲間入りし、それらの国の人件費が旧来の先進国と比べて
圧倒的競争力を失ったときである。
その時初めて先進国の資本は後発国にコストを支払い技術、ノウハウを
教えて次の世界の生産工場に仕立てるのだ。
そして、人口が増えてやがて社会が先進国並になる。

その先は??
小生はそこから先は今のような慌ただしい社会では無くなっていると思う。
その時代は化石燃料時代は終わりを告げ
物流は緩やかになり人口も徐々に減少して地球上のバイオマス+α(原子力か核融合か?)
で賄えるほどの数になっているであろう。
食料生産にもっと人手をかけなければならなくなり
都市から発生している現在の様々(物理的、心理的)な問題も
和らいでゆくに違いない。
我々がなさなければならないのはそのような社会へ
ソフトランディングさせること。
ハードランディングすれば社会が壊れる。
それに向けて手を打っていかなければならないと思うのだが・・・。

そんな気配はない。
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