薄馬鹿下郎日記

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八閑斎

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ニーチェの国家観

2006.09.28 未分類
国家ということについて真剣に考えるのは
学者と志ある学生くらいだろう。
小生も御多分に漏れず行政を運営するほうには興味があるが
国家そのものを考えるということはあまりなかった。
(たまにはあったw)
だからそういう類の本は読まなかった。

しかし
今、ニーチェのツァラトゥストラを読んでいるわけだが
その中で国家についてのニーチェの考えを読んだときは
なかなか面白いと思った。
ので抜粋してみる。

「国家とは全ての冷ややかな怪物のうち最も冷ややかなものである。
 それはまた冷ややかに虚言を吐く。
 その口から這い出る虚言はこうである。
 『このわたし国家はすなわち民族である』と。」

「しかし、国家は善と悪についてのあらゆる言葉を使って嘘をつく。
 国家が何を語ろうと、それは嘘だ。
 国家が何を持っていようと、それは盗んできたものだ。
 かれにおける一切は贋物である。
 盗んだ歯で噛みつく、この噛み犬は。
 その臓腑さえ贋物である。」

「多数の、あまりに多数の者が生まれてくる。
 それらの余計者のために国家は発明されたのだ。
 見るがいい。
 どんなに国家が、かれら多すぎる人間を誘い寄せているかを
 国家がどんなにかれらを呑み、噛み、そして反芻しているかを」

「これら余計なものどもを見るがいい。
 かれらはつねに病気である。
 かれらはかれらの胆汁を吐きだしてそれを新聞と読んでいる。
 かれらはお互いを呑みくだしあっている。
 しかもお互いを消化することさえ出来ない。
 
 この余計なものどもを見るがいい。
 かれらは富を獲得し、そのためにますます貧しくなる。
 かれらは権力を欲する。
 そして、まず権力の鉄梃である多額の金銭を欲する。
 この無能力者どもは。

 かれらのよじ登るさまを見るがよい、
 この素早い猿どものありさまを。
 かれらは互いの頭を飛び越えてよじ登り
 そうしながら互いに泥と谷の中へ引きずり込もうとする。
 
 王座へ登ること、かれらのすべてがこれを欲する。
 かれらの狂気は、あたかも幸福が王座の上にあるかのように
 思い込んでいることだ。
 だが王座の上にあるものはしばしば泥だけである。
 また、しばしば王座が泥の上に乗っている。

 わたしからみれば、かれらは皆狂人であり
 木登りする猿であり、熱にうかされたものである。
 かれらの偶像、この冷血な怪獣は悪臭を放つ。
 これらの偶像崇拝者も一人残らず悪臭を放つ
 私の嗅覚にとっては」

「まことに所有することの少ないものは他者から所有されることも少ない。
 少ない所有に安んじている貧しさを讚えよう。」

「国家が終結するとき、はじめて余計な人間ではない
 真の人間が始まる。」
 
うーん。この人はアナーキストなのかな?w
アリストテレスのゾーオン・ポリティコンと正面からぶつかるね。
”権力者”の部分を今の政治家だったらどう感じるだろうか?
いや、何も感じないかも知れないが。

”新聞”の部分で情報が過多で消化不良だというのは
マスコミ論でよくいわれることで納得がいった。

読み進めていくとニーチェは小乗的なひとで大乗的な人ではないと
感じる。
そしてなにか老荘に近い気もする。
彼らの思想もザックリ言ってしまえば桃源郷で清貧を保ち真の人間を目指す
というものだった。

小生も同調する部分はあるが全てではない。
小生は理想主義的というより現実主義的だからだ。
でも自分の中で公私が別れていて”私”の部分では
超人をもしくは真人を解脱(言い換えれば人間的な完成というか成熟)
を目指したいとは思う。
でも”公”の部分では現実的な問題を解決したいと思う。
両方ともムツカシイことではあるが。
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コメント4
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2006.09.28 22:41 edit
「存在の不思議」を唱えたニーチェ。
でも、その内容があまりにも両極端に捉えることができたため、それは「ぞんざいの哲学」とも言われている(笑)
By,いしいひさいち『現代思想の遭難者たち』(講談社)
じゃんぼ URL
2006.09.29 23:57 edit
確かにニーチェは精緻な哲学とは言い難いね。
詩的な哲学者かな?
八閑斎 URL
2006.09.30 00:45 edit
かれ、ルッソーと匹敵するほどの音楽家だったらしいからねぇ。そういう感覚はあるのかもね。
じゃんぼ URL
2006.09.30 15:19 edit
そうだよね。
それとワーグナーを尊敬してたんだけど
あとで決裂したらしいです。
八閑斎 URL
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