薄馬鹿下郎日記

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ニーチェは長い

2006.09.13 未分類
東洋哲学を読むことが多いですが
西洋のものも読みます。
特にニーチェが好きです。
でも、恐らく少しカジるくらいで終りでしょう。
何しろ長い。
ツァラトゥストラだけでも随分長い。
著作を全部読んでみたいが小生にそんな時間は
残されていない。
社会人になってからの課題とすることにしよう。

ところで倫理の参考書によるとニーチェは男性が好み
女性はキルケゴールのほうを好むらしい。
何か納得できない説明がついていたが覚えていない。
しかし、確かにニーチェは男が好きそうな力強さと狂気を感じる。
一般にニーチェは

神は死に、世界には存在する意味もなく永劫回帰している。

というような文言からニヒリズムとペシミズムの極地と
考えられていると思うのだが(勘違いかも知れないが)
小生はそうは思わない。
絶望を越えてその先を生きようとする執念があると思う。
その点で前向きで希望がある。
小生もそのようなものに魅力を感じたのかも知れない。


永劫回帰はニーチェに始まったことではないことは
皆さん御存知の通りで、すくなくとも古代ギリシャには
その概念は存在した。
プラトンもピタゴラス学派もストア派のゼノンも
世界は回帰的であるとした。
世界は大火災や大洪水によって一度終りもう一度始まる。
ノアの箱船も同根である。

しかし、小生はアジア的なので永劫回帰より
仏教のように輪廻転生して同じ世界が
続いていくというほうが受け入れやすい。
・・・がどちらも同じようなものだろう。
しかし、後者の方が実践的倫理として有効かも知れない。

永劫回帰を信じたゼノンの死に方はこうだ。

ある日、かれは柱廊に足をぶつけて転倒し足の指を折った。
ゼノンはこれは自然の理の合図と理解した(なぜそう理解したのかは不明)
そして
「今行く、今行く、どうして私を呼びだすのか」
と大地を拳で殴り、帰宅して呼吸を止めて死んだ。

第二代学頭のクレアンテスも

歯茎が腫れたので医者に行くと2日間の断食を勧められた。
それを実行すると直って普通に食事できるようになったが
「長く生き過ぎた」
と言ってそのまま餓死した。

おまけで三代目クリュシッポスも書いておくと

水の混ざっていない酒を飲んで5日後に死んだとか
ロバがイチジクを食べるのを見て笑いすぎて死んだという。

古代人の死は常にリアリティがなく軽い。
(三国志演義では罵られただけでよく憤死する)
だが3代目は置いておいてこうも容易に死ぬのは
永劫回帰を信じて再び同じように生まれてくると信じているからであろう。

分かりやすくいえば映画マトリックスのようなものである。
主人公ネオは周期的に発生するバグで
コンピューターシステムに君は「7人(?)目だ」と告げられてしまう。
永劫回帰の世界はこういうものなのだろう。
ちなみにギリシャでこの周期は
プラトン年と呼ばれていてその長さは2600年もしくは10800年だそうだ。
そう考えるとなぜ生きているのかはより不明確になる。

ある人は遺伝子を継承していくためと言うかも知れないが
それだったらこの理性は何の為にあるのか?
ある人は意伝子(ミーム)を伝えるためと言うかも知れない。
いずれにしろ永劫回帰の世界では意味をなさない。
輪廻転生の世界でも同様で集積されたそれらを完全に後世の人が
利用するのは不可能だし、データは失われるかも知れないし
忘れられてしまうかも知れない。

こういうことを言うとアホな奴はすぐ刹那的に生きようとして
「人生一度きりなんだから楽しまなきゃ意味ないじゃん」
とか言うのだが
それは”逃げ”でしかない。
また、それは現実世界の不安定要因でしかない。
勿論考えることから逃げるのも一つの生き方かも知れないが
そんなものに何の価値が自ら見いだせるであろう。
大体そういうやつは国家権力に取っ捕まって牢獄で過ごすか
底辺で荒んだ生活をするのがおちなのだ。

ニーチェは”その先”を考えるヒントを与えてくれていると思う。
小生は一生考えるだろう。
そして最後わかったつもりになるか
結局わからんかったなあ
と満足して二酸化炭素と水蒸気とカルシウムその他金属に戻るのだ。
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コメント2
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2006.09.13 17:02 edit
50年ほど昔、高校生の頃にニーチェに熱中したことを思い出しました。「反時代的考察」「人間的な、余りにも人間的な」「道徳の黄昏」(記憶違いかな)などを特に好んで読んだことを憶えています。もしも興味をお持ちになったら下記のHPのリンク「エッセイ集こもれび」の「私の読書」野副手ください。また、読まして頂きます。
http://www.geocities.jp/kounit/
kounit URL
2006.09.14 11:22 edit
>kounitさん
はじめまして。
高校生の時にニーチェを読まれていたのですか。
凄いですね。
私が高校生の時は司馬遼太郎と世界の神話の類ばかり
読んでいて西洋哲学にはほとんど興味がありませんでしたよ。
HP拝見させていただきます。
八閑斎 URL
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