薄馬鹿下郎日記

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大田区桜伐採に思うこと

2005.11.03 時事放談
最近弱っているので更新するのが少し面倒くさいと思いはじめているのですが
なんとなくテレビを見ていたら興味深いニュースをやっていたので
チラリと書いてみる。

内容としては大田区某所でマンション建設のために木を切る切らない
という話である。

そこには桜を含め大小30本ほど木が生えているらしい。
毎年桜が咲き辺りの住民はそれが楽しみなのだそうだ。
それが今回マンションが立つこととなり木は切られることとなった。
事前に説明会は何度も行ったようだが両者は平行線のまま業者は作業を開始し
周辺の「一部」住民は猛抗議した。

小生が注目したのは今回の事件で一般的な現代日本人の自然観がわかるということだ。
(ニュース映像中で住民がいろいろ叫んでいる)
興味深いものを2つ取り出して考えてみる。

・「自然環境を壊すな」「自然破壊だ」
面白い抗議法である。
住民は「桜が楽しみ」「緑でいやされる」と言っていたので
その自己利益を守りたいがために抗議しているのだが
「自然破壊だ」という大義をもって業者側を批判している。

住民の「癒されたい」エゴ

業者の「開発したい」エゴ
のなかになぜか「自然破壊」というキーワードが入り込んできてしまっている。
「木を切る」=「自然破壊」
という単純な公式に当てはめて批判しているのだろうがそれは見当違いである。
業者と争うなら
「我々の癒しの空間・景観を奪うな」
と抗議せねばならない。

・(業者に対して)「あなたは木の悲鳴が聞こえないんですか?」
これは「擬人化」という現象である。
「感情」や「痛覚」を持つ持たないに限らず
人間と同様に感じているとして扱う。
最近はペットに対して行うことが多い。
環境思想面では「樹木の当事者適格」とか「動物の権利」などと
つながりが深いだろう。
「樹木の当事者適格」は米哲学者クリストファー・ストーンが唱えたもので
無生物にも法人格があることを例にとり自然物も訴訟を起こせるとした。
これはディズニーのミネラルキング渓谷の開発問題のときに提出された考えで
裁判では破れたもののディズニー社は開発を諦めた。

まあ、この場合「渓谷」全てが開発対象で生態系にもダメージは大きいと
考えられるが今回の日本の事件はあまりにも利己主義がはっきりしすぎていて
どうしようもない。
木を30本切ったくらいでどうこうなるわけではない。
しかも大田区。

これがこの切られる木が非常に古くて希少な生物(フクロウとか)が住んでいれば
話は別だがどこにでもある桜なのである。
花見がしたいのなら神田川にでも行けばいい。

生物の擬人化というのは重要な問題点を持っていて常に人間視点でしかものを見ない
ので当事者(ペットなど)が迷惑だったり不健康になるようなことを平気でする。
例えば犬に服を着せたり人間の食べているものやお菓子を頻繁に与えることは
犬にとってよくない。
犬は「食べれるときに食べる」習性があるのでひたすら喰う。
腹いっぱいになったと思うまで食べればそれは確実に食い過ぎで不健康なのだ。
服を着せるのも良くないのかどうかは知らないが
別に犬は喜んじゃいないだろう。
飼い主のエゴでやっているのに本人達は犬のためにやっていると思っているらしい。

山の場合でもそうである。
以前書いた「水素教授(H・H)」も言っていたが山に手を入れることを嫌う人達がいる。
一度人為の入った森林は人が手を入れなければ健康に育たない(スギ・ヒノキ林や薪炭林)
がそういうことをわかっていないらしい。
とにかく「切っちゃイカン」というらしい。
確かに放っておけば潜在植生の極相になるはずだが全部が全部そうするわけにもいくまい。
「ここはノータッチでいく、ここは人手を入れて管理していく」
とゾーニングしていかなければならないだろう。

大事にしたい対象があるならまず相手のことをよく知らなければ
よかれと思ってやったことが裏目に出ることもあるのだ。
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コメント7
トラックバック0
2005.11.03 21:37 edit
私もこのニュースは興味深く見ていました。
難しい問題ではありますね。
でもやっぱりなんか方向が違う感じがしました。
樹の悲鳴がとかなんとか言っている人も、樹で出来た製品を使ってる訳ですよね。
それにお肉とかも普通に食べている訳で、、、
ちょっと話がずれましたが、
人のエゴというのは自分では気づきにくいって事みたいです。
nobue URL
2005.11.04 00:36 edit
無生物にも法人格…おもしろそうだなぁ。
どっかの調査だと家族の誰かよりペットのほうが大事と考えてる人は2割くらいいるそうな。
もう辞めちまったがペットの猫を一人にしたくないからシフトを代わってくれって言うやつもいたし世の中なんか間違ってる!
隠尊法主 URL
2005.11.04 11:12 edit
>nobue
小生は木を利用したり他の動物を食ったりとか
するのも別に良いと思っています。
ただ節度ない利用とか自分があたかも他者を
殺していないと錯覚してしまうことが良くないんだと思います。
生産と消費の距離があまりにも遠すぎるんですよね。
>法主
「無生物にも法人格」というのは普通のことですよ。
法律上人として扱われる。
要は会社とか組織ですね。
そういうものにも法人格があるんだから
自然物に法人格があってもイイだろうという話です。
>どっかの調査だと(中略)二割・・・。
というのは
女性の飼い主の4割が家族の誰かより愛犬
を優先するという花王の調査結果のこと
じゃあないですか?
八閑斎 URL
2005.11.04 12:59 edit
団体の法人格のことか。でもそれを構成しているのはあくまで人間なわけで無生物には無理やりな気がするけど。
>調査
わからんけどそんな調査もあるんだ。
いずれにせよあの時バイト代わってやったのは俺だけだと思う
隠尊法主 URL
2005.11.04 17:58 edit
>無生物には無理やりな気がするけど。
団体が無生物なんですよ。
樹木は生物ですからね。
団体それ自身は生物でないから訴訟を起こせませんよね?
法人格を代表した誰かが起こすわけです。
団体名でね。
だから樹木とかも代表した誰かが訴訟を起こせるんじゃないの?
ということみたいですよ。
まあ、日本では法主のような考えが
多数ですから勝訴まで至ったことはありません。
アメリカなどでは少しあるようです。
八閑斎 URL
2005.11.04 19:23 edit
いずれにせよ人間が訴えたりするわけでしょ?
グループの木々たちを代表する立場で。
でも勝手に組織に参加してると仮定して代表するんだからやっぱ勝手な話だよね
隠尊法主 URL
2005.11.04 22:45 edit
まあ、それは裁判という人間界のルールで
問題を解決しようとしていることからくる
矛盾ですね。
本来は裁判とかで扱う問題じゃない。
だけどアメリカという国は立法や行政よりも
司法が強いのでこういう手法が有効なんですよ。
それに自分のものではないけどそれを維持
することが有意義だと考えた場合
木とかを代表している形でしか裁判の仕様が
ないわけです。
八閑斎 URL
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